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たんげせんせいの話を聞いた．講義は下手だったらしい．
たんげは都市をネットワークを強調したシステムとして表現した．そして実際に問題を解決しようとして学科まで作った．しかし空間そのものを設計したことはなかったように思う．Ａを設計するのではなく，ＡとＢの関係性を設計するための「方法論」を展開する．磯崎はそのことを多少なりとも意識していたと思うが，たんげにしろ磯崎にしろ絶対空間の形式的包摂に終始していて相対的な方法論までは落とし込めていない．構造主義者があーだこーだいおうが方法論はおろか実践すら伴わない語りは所詮は茶番．おそらく今そのことの重要性が認識されるにいたったが，まだ有効な手立ては見つかっていないように思う．
苦しい状態が続いているが，なかなか逃げ場があるはずもなく，雨が一日降ったり止んだり．学祭が近いので，準備している学生さんがちらほら目につく．銀杏の緑が濃くなった．
