大観峰に行き,グランドキャニオンのような,サリンジャーライ麦畑でつかまえてのような風景だと,一面に広がるライ麦畑が広がっており,しかし,どこを走っているのかわからず今にも崖から落ちそうになる子どもたちがいるのではないかと,そんなことを思ってどこか不安になるようなそんな風景で,捕まえたかったのはなんだったか.the catcher in the rye.だっけ,,と懐かしいようなとりとめないことを思った.

ずっと今でも自分だけは覚えていることがある.誰も覚えていないと思う些細なことについて,そのたった一つの気持ちだけが,自分の支えである.なんの意味もないこともわかっているが.アホだな.

西の遠い空を眺めた.だんだん春らしく,鳥のさえずりや,木々の芽吹きや,そういうものがくっきりとしてくる.3月のこの季節がとても好きだ.