首長さんと話す.高速ネットワークが圏域構造を確実にかえている.飛び地型の地域間連携で引き返せない同州制の種火が残る.だいたい県合併はできないが市合併は可能だし.何にも考えていない地域には死が待っている人口つるべ落とし.首長を選挙で選ぶのは日本の世論水準というか人材不足を考えれば無駄なので,議会とねじれを作るくらいなら議会与党が代表をだす国政型の方がよい.ひとつのセンキョの結果がホントに市民の首を絞めるようにしなければ政治も市民も変わらないだろう.それには首長よりも議会直結の方がいいように思う.そのかわり行政の現場ではプロパーではなく,いくつかの自治体を渡り歩いてきた成功体験をもつマネジメントできる経験豊富なプロを議会が雇えれば,機能するのでは.無意味なセンキョで責任分散するんじゃなくて行政に力を集約させたほうが力は出るだろう.要するに能力のあるトップを市民の代表者たち(多少なりとも責任感と能力がある人)が選んで,その実行力は高いほうがいいということ.今はひどすぎる.そいう選択の時代が近いのか遠いのかはよくわかんない.自分の分野を見ていても研究者や行政官でも議論してみると優秀といわれる人ほど思考の型が単層的で原理主義的であることに驚かされることが多い.それは茶番ということなのかもしれないが.ともかく本当に優秀な人間を雇うことのインセンティブが出てくるような時代にしないともうもたないのがはっきりしてきていて,そのことに絶望的な気分になった.なんで絶望的なのかはここには書かない.