クルマで2時間移動.石見着.
産業遺産のおもしろさは,ネットワークの階層性や結節性,その空間的な広がりや地勢的な必然性を,過去の遺構群をどう見せるかにある.天領であったこともあるが高野山にも似た独特の閉鎖空間を6km,あとは輸出路と積み出し港を歩いた.
光を観るとはよくいうがそれだけではどこか一方的でないか,社交とか交流というのがその先にないといけない.内と外,内と内,外と外.あるいは内省というものに向かって初めて意味があるのではないか.自己表現と指示行為に向かう心の動きがどう生まれるかに重ねて考えてみたり.