副市長さんとか,いろいろ話す.たいへん疲れた.100年ほど前,海峡を行く外国の船を,浜から泳ぎに出た人間が体を張ってとめるということを何度も繰り返すうちに,船はもうメンドクサクなってしまい,ついにはその浜に立ち寄ることになり,立派な港ができ,そして日本で一番多くの外国航路が通る海峡となったという話だった.うそのような話である.海に接するということは,環境変化に対する反応を早くせざるを得ないということだ.稲作のように数ヶ月の単位で収穫を得る生き方とは違う.漁に出て,方向を見誤れば死ぬ.そういうことが人々の気質に大きく関係していると思う.