小さかった頃,誰かが何か(たとえば塾通いだとか,つまらない遊びだったり)を始めると,なんだか競争みたいなかんじで皆が殺到して熱中をはじめ,そういう時につまらない自慢だの,いじめだのが起こっていた.

会社勤めしていた頃,シェアや,売り上げや.そのための差別化する技術開発とやらに,ゼロサムで一喜一憂していた.熱くなるとみんなたいてい何が大切なのかをすぐに忘れてしまって,すぐ馬鹿なことをいい出すヤツが出てくる.

人間が生きていて,人間以外のものに,いや人間に対してすら優しかったことなどない.自分のことばっかしで,どっかで何をやっても相手が許してくれると思っている人間ほど厄介で小賢しく鬱陶しいものはない.

猿が三日月を見てる.