hato08162006-10-01

羽田に深夜着

たとえばコルビジ○が典型だが,木造住宅のスラムは火災から身を守れないしよい眺めもない.このネガティブな問題(-)を解決する(0にする)ために,木造住宅を全壊し,そうした性能を満たす高層ビルを建てる.という考えがある.眺めもよくなるし,火災もないし,清潔にもなるだろう.

しかし,それで幸せかといわれれば,,,木造住宅の脇にあったあった小経に咲いていた花を誰かがとても好きだったという事実はドブに捨てられることになる.

代わりがきかないものが,おそろしいマイナスのものに随伴している場合があって,そういう問題は,他人からみれば実に簡単に足したり引いたりすることで解決可能な問題に見えるし,実際「マイナスのものをゼロにできたなら,それって幸せなんだろうな」というような回答を持ち出されることは多い.が,果たしてどうでもいいように見えるささいなことこそが個人にとっては重要な場合がある.そして個人的な問題の多くは,こういった問題なのではなかろうか.と思うアンタは駄目人間.


10月がやってきた.