hato08162006-08-23

疲労がはげしい.どぼどぼとか,ばたん.とか.会議が多すぎるし,いいことがないな.

夏休みは爺様の家の納屋でよく一人で遊んでいた.

だいたい一人で図面を引いて,材料を切り出して,いろんなものを作ったが,最初に作ったのは虫篭で,それを爺様にみせると,爺様は山道を歩きカブト虫の巣にオレを連れて行ってくれた.その日の夜,五右衛門風呂に入ってる時,爺様は大きな手でオレの頭をなでてくれて,しっかりした虫篭を自分ひとりで作ったことを,ずいぶん褒めてくれた.そのことが嬉しかった.その夏のうちに,爺様は鎮守の森の中にあるお宮にオレを連れて行き,母方の曾祖父が,宮大工で,よい仕事をしていたということを話してくれた.

ゆく夏を惜しむ.という表現は夏にしか使わない.夏がくると思い出すことがとても多いのはそのせいか.そういうことを不思議に思った.