2006-06-19 ■ 沈む.音,欲しい. ゲド戦記. 夕闇迫る雲の上,いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 空を舞うよな悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に,いつも小さく咲いている 花はきっとせつなかろう. 色も霞んだ雨の中,薄桃色の花びらを めでてくれる手もなくて 心何にたとえよう,花のようなこの心 雨に打たれるせつなさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう. 虫の囁く草原を ともに道ゆく人だけど 絶えて物いうこともなく 心何にたとえよう,一人道行くこの心 一人ぼっちの寂しさを