hato08162006-04-23

4時30分ごろに目が覚めた.ホテルからバスで会場へ.落雷,土砂降りの中,テントで腕にゼッケン番号を書き込んでもらってチェックイン.ICタグをスタートラインでセットしてる頃雨があがって,730スタート.

1500人が一斉にぶつかりながら沖で向かう.バトルに近く,ガシガシぶつかりあって,沖600mでターン.下を見ると珊瑚の合間にブルーと赤の熱帯魚.息継ぎの時に空の晴れ間が見える.1700mのターンで120人ほどリタイア.潮の流れがきつくて,流される.最後に足を使って乗り切って,3000mを1時間10分くらいでパス.

バイク.平良港あたりまでは快調に飛ばす.池間の橋を渡ると長い直線の両脇に空と海が抜けるように青い.風が吹き抜けてきもちがいい.ゆるく続く長い下りが続く.島に渡って灯台のあたりで続く上り下りの坂で左膝が鈍く痛み始めた.島の北側の40km続くストレートの連続する坂が苦痛.騙し騙し行く.東平安名崎の絶景で75km.来間でようやく90km.まだ65kmもあるのかよ.市役所前を越えて115km,このあたりまでで数百台単位で抜かれる.スピードが全然あげられない.池間で130kmあたりからは,右足でペダルを只管廻していく.左膝に力が加わると痛い.145km過ぎて感覚なくなる.155km,暑い,最後は給水取れなかった.喉が渇いた.ゴール.でトランジットラインへ.

ラン.少しは動くと思ったが痛みが酷くて動かないが,動かないわけはないので,無理矢理動かす.で,とぼとぼと,市街地を行く.沿道で爺様やばあ様がワイドー,ワイドー(がんばれの意味)と声をかけられる.左手をあげるのが精一杯.5km越えたあたりで国道に出る.西日が背中から射し,長い影を直線に落とす.

10km越え,城辺に着いた頃にすっかり日が落ちて,真っ暗になった.痛くて歩くのが精一杯.街灯に灯が点りはじめ,沿道の応援する人も少なくなる.交通規制が解けたのか,車が時々通り過ぎるだけになってきた.15km越え.真っ暗闇.ときどき,すれ違う選手と互いに微かに声を掛け合う.20km越えて制限時間が近づいた.虫の鳴き声だけがする暗い国道を,遠くの街灯を目印に,あそこまで,と思い行き,着いて,また次の街灯を目指した.

スタートして12時間以上過ぎた.係りの人から肩に手をあてられ,どっと倒れこんで終了.膝が痛いや.