hato08162006-03-25

事務所で打ち合わせした後,大学へ.

心理学において心のしくみを学んだり,天文学において星の動き方の原理を知ることは,それだけでも心を落ち着かせるのに役立つけど,普通の人にとってみれば,「知識」は「使う」ためにあると考えられていて,だからこの「知識」は役に立つとか立たないとか,そういう言い方をすることが多い.

intelligenceとintellectは区別して使われるが,ここで教えたいのはintellectだ.いかにして知識を使うのか,問題を捉え,解決方法を考え,どのように行動するのか.ということを「自分たちにできる**づくり」というテーマに取り組む中で教えてみたい.

問題を捉えるという行為には,そもそもその人の於かれている立場が大きく関係する.通常,子供という立場であれば,問題を捉えるというとき,ややもすると,(ネットやメディアの情報,限定的なおとなの行為から)自分以外は総て馬鹿という「全能感」に陥りやすく,批判は上手だが,自分では何もできないケースも散見される.

「自分たち自身で力を合わせて作業に従事すること」という立場を重視し,自らが今の立場で何が成せるかという観点で,「自分たちにできること」に取り組みたい.自分たちが住んでいる街の骨格となる道をゆっくり一緒に歩きながら,五感で感じ,じぶんたちなりの感性で問題を捉えた上で,自分たちなりの方法を考えてみたい.

夕焼けがきれいだった.