元男子大学院生さんと話していて,天下りが社長をやってるとか,○大卒しか社長になれないとか,そいう会社は社員がやる気をなくすとか.天下るほうはお膳立てされてゴールを続けてきただけなので,脳みその運動神経がアレで,視野が狭いとまではいわぬが,現場がビミョーにわかっていなくて,そのビミューが結構イタイとヘンに多少自覚できるからこそ,無理な受注を贈賄コネで増やして,会社はお決まりの道を辿る.

右肩上がりで誰がやっても同じという前世紀なら兎も角,もはや遺物なんだろうけど,(業界内ではない)民間企業経験者で外部性をもつ人に依頼した方がよほどマシちゅーか,そもそもこんな時代に天下りで名社長なんて聞いたことない.だからいっそ,業態そのものを別の業界に買ってもらった方がよくなるという説には一理あるんだろう.手は他にもいろいろあると思うが.

起業というもののその後の難しさは,引き算と足し算のバランスにある.引き算で絞り込んだモデルを遡及させた後,次は必ず足し算のフェイズにうつり,様々な技術やサービスをさらに考え試していくことになる.そしてその後は引き算で,また足し算が繰り返される.成長させることが目的ならば,それでもいいだろうが,,,足し算と引き算では必要とされる人材が違う.そして引き算の人材も足し算の人材もいなければ,会社は縮小均衡せざるを得ない.

口を開けば収益性が大切だとか,いやいやバランスシートがだとかという会話が繰り返されはじめ,せいぜい気まぐれで無意味な学会活動だの啓蒙活動に突入する.みなが成長やお金を求めてるわけではない.

今日,地鳴りのようで,まだちょっとへたくそだったけど,鶯の鳴き声を聞いた.そろそろ春だな.